ジャパンカップ2018コースで最難関と思われる、ロッキングストレートからのデジタルコーナー。
減速が激しいセクションが2連発!という難しさです。
巷では左右独立スラダンかピボットか、どちらがいいか?という議論が数多く繰り広げられています。
この議論の答えを探してみます。
まずよく言われるのは「デジタルはスラダンが安定して速く、ピボットは遅い」というものです。
これはいったいどういうことでしょうか。
図で説明します。
▪️スラダン:デジタル
スラダンは壁に当たった反動で内側に向く、前方内側に移動するのでデジタルコーナー内を最短を走れてるようです。
リジッドもそうなるのですが、跳ねが大きくスライド抵抗が強くなる。
なので速度は同等、安定度で緩衝できるスラダンが優位になります。
▪️ピボット:デジタル
ピボットの場合、硬さにもよるのですが、あまり跳ねず、デジタルコーナーの外側に沿って走るようになります。
大外をなぞって回るので減速が激しく、遅くなってしまいます。
ではロッキングはどうでしょうか。
こちらも図にしてみます。
▪️スラダン:ロッキング
リジッドは論外なので置いておきますw
というのも100mm以下にしようがロッキングに当たれば大減速します。
丸い障害に見えますが、四角い出っ張りと考えるくらいでちょうどいいくらい。
ので、まずスラダン(左右独立)。
ロッキング側に触れるとデジタル同様、弾かれます。
しかも前方にほとんど進めず、ほぼ真横にスライドする。
その後、壁と挟まって両側に力がかかり、隙間を抜ける。
この横方向へのスライド抵抗が大きい。
▪️ピボット:ロッキング
ピボットはロッキングに触れた時点で曲がりながら前方斜めに進む。
その後、反対側の壁に触れ、こちらも曲がる。
スライド抵抗をあまり受けずに進むことができる。
つまり、デジタルはスラダン、ロッキングはピボットが有利ということになります。
さて、困ったw
どちらを選択するべきか?
あたしはピボットだと思いました。
ピボットならデジタルでの減速を抑えながらロッキングを抜けやすいモノが作れる可能性がある。
大径ローラー、ローラーベースの拡張、リア側のローラー幅を狭める、など。
あとデジタルの減速よりロッキングの減速のほうが激しいので、こちらを優先したい。
こんな感じです。
もしかしたら、この2つを「いいとこ取り」できる仕組みがあるかもです。
例えばアンカー。
フロントアンカーがもしかしたら面白いものができるかもですが…どうでしょうか。
デジタルでスライドして、ロッキングで曲がる、けっこう理想的なものができそう…?
あとは前後2段ローラー。
(上の画像だと緑がネジでピボットタイプです。)
ピボットでもスラダンでも、メインのローラーの斜め前に19mmを乗せて、先にこいつがロッキングに当たるようする。
(赤が19mm、青が13mm系のローラーと思ってくださいw)
こうすることで衝撃を逃がしやすく、入りのいいバンパーになる、とのこと。
フロント出っ歯になるので、全長調整が必要になるかも?
友達制作物の動きを見て見たけど、ピボットの支点より外側に置いてしっかり反る方向に可動させることですごくいい感じに入れるようになってました♪
みなさんもご考察くださいませ♪
ではでは。