あっがいブログ±α

4月26日と27日にテーオーデパートで行われた「はこだてパンマルシェ」で人気店のパンと偽って販売した件と、生徒を装って遠足を中止にしようとしたＪＴＢの社員の件、両方とも通ずるものがあると感じた今日この頃です。ニュースなどで報じられたことなどだけでそう判断するのは一概に正しいとは言えませんが・・・。両方とも全国ニュースで流れました。言うまでもなく一つは函館、なんだかな・・・。

参考ＵＲＬ（Yahooニュース）
・人気店のパンと偽り販売、百貨店イベントで
・ＪＴＢ社員による自殺予告ねつ造、高校が被害届提出

前者のイベントをプロデュースしたイベント会社（ブレナイ社）は札幌の会社。閉鎖された（？）社長のブログを拝見したところ、いろんなものが積み重なって社長と担当者とで意思疎通だけでなく信頼関係の構築ができていないのかなと思われる一文がありました。飲みの席で社長が社員の愚痴をいうのはあるかもしれませんが、どうしてあんなことをブログで書いちゃうんでしょうか・・・ブログはこちら。

今回のイベントで、チラシ制作の段取りと先方との調整がうまくいってなかったことは、当然上司に報告しなければならないことです。チラシが刷り上がっちゃったからといってそのまま突っ走るしかないという判断をどうしてしてしまったのか・・・しかし、このブログを見る限りの印象ですが、担当者が社長に言い出せないような職場環境だったのかなと思いました。あくまでも私の主観です。

何が言いたいのかと言うと、このイベント会社の社内事情を持ち出さないで欲しいと思った次第。テーオーさんは、イベントの「プロ」だと思ってお金を払って発注しているわけですから被害者だと思います。普通の感覚ならば、チラシとは別の店舗の商品が並ぶなんて考えません。もちろん品質の良い悪いはありますが、発注したものと違うものが納品されるなんて誰が思いますかね・・・

もし、このイベント会社の担当者が社長に言い出せたのであれば、また違った結果になっていたと思います。極端に言えば「都合によりイベントの内容が一部変更になりました。」で済んだ話。イベントではよくある話です。イベント会社のメンツもあると思いますが、こういう事態になるよりは何倍もよかったと思います。

一方でこの担当者が、自分の保身を先行してしまったということ。これも問題だと思います。
いまはネット社会ですから、情報はすぐに行き渡り絶対にバレます！あるいは出張店舗の商品が売り切れないとでも思ったのでしょうか。函館の人は出張出店が大好きです・・・。売り切れなかった場合はネット上で「売り切れて残念だった」という声がそのお店には伝わらず、このようなことは判明しなかったかもしれません。でも、イベント会社は商品をプロモーションするのが仕事ですよね？もちろん仕入れた商品はすべて売り切るという貪欲さが必要です。イベントのプロであれば当然です。自腹も切ることだってあるでしょう。本末転倒ではないのかな。そうでなくても、ネットで出展店舗名が公表されていますからね、担当者にしてみたら当日は気が気じゃなかったと思います。

ということで、働き方とその価値観に疑問を覚えました。ＪＴＢの件も似ています。プロだったら「子どもたちの遠足が中止になればいい！」なんていう発想は絶対にしないです。「子どもたちに安全な遠足で楽しんでもらいたい！」と思うのがプロです。

業界によっては取引先同士の力関係をはじめ・・・いろんな事情があると思いますから、「お客様のため」と言いつつもそれが後回しになることだって時にはあり得ると思います。本来であればあってはなりませんが・・・でも、これだけは言えると思います。お客様に「嘘」をつくということは絶対にしてはいけないということです。それでお金をもらおうというのは論外です。

今回の場合、「自分はこんな大変な環境で働いてやっているんだ！」というような多かれ少なかれオゴリのようなものが内面にあったとも考えられます。自分の権利というのは、最低限のことができていて初めて主張できるものだと思います。偉そうにわかったようなことを書いて恐縮です。

自分がなぜ働いていられるのか、仕事がある幸せ。
今回のことを通じてあらためて自分にも言い聞かせています。

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