ちょっとしたコツでオイル漏れを防げますよ。
まずパーツクリーナーなどでしっかりと脱脂をします。
次に、ギヤデフ用のシールグリスをOリングやガスケットにたっぷりと。
このグリスがオイル漏れを防いでくれます。
このグリスはデフオイルに溶けませんので、漏れ防止になるんですね。
次にアクスルシャフトにもグリスを塗布します。
これで準備はOK。
次はギヤを組み付けますよ。
シリコンオイルはダンパーなどにも使用するオイルで、温度差に影響されにくいのが特徴です。
一方鉱物系は実車にも使用されているオイルで、デフには最適とも言われていますが、寒ければ硬く暖かければ軟らかくなるのが特徴ですね。要は温度に左右されやすいのが欠点でもあります。
今回はシリコンオイルを使用してみます。
入れる量やオイルの番手もセッティングですよ。
ちなみにシリコンオイルの番手は数字が大きいほど、硬くなります。
ダンパーには300番~500番くらいをよく使いますね。
この数値はメーカーによっても違いますが、基準は水の濃度の倍数とも言われており、500番なら水の500倍の粘度、3000番なら3000倍の粘度ということになりますね。あくまで基準です(^^;;。
ギヤを回してオイルをギヤ全体に行き渡らせたらフタをします。
締めるときは4本を対角線に少しずつ均等に締めるのがコツです。
注意締めすぎは絶対ダメですよ。
パーツが樹脂で出来ているため、締めすぎると歪んでオイルが漏れます。
コレが意外と微妙で難しいんです(^^;;。
あとは組み込んで慣らしですね。
オイルの番手を変えたり、量を調整すると走りが激変しますよ。
一度決まればギヤデフはメンテナンスサイクルが長いので楽ですね。
新品はギヤの削れカスなどでオイルが濁るので、何度かメンテナンスをするとかなりスムーズなデフになるはずです。