今回やること
1層目のスポンジタイヤの固着を行います。
スポンジタイヤは軽いのでインナーに使いますが、柔らかすぎるので瞬間接着剤で硬さを手に入れます。
また、スポンジタイヤを1層目・2層目と分けることによって、失敗してもやり直しがきくこととスポンジの性質(重さなど)の違いを利用できるようになります。
0.完成予定図を考える
まずは完成予定図を見て、どんなふうに作っていくかイメージを作ります。
ある程度個人の好みになるので、1・2層目の厚さは自由に調整してください。
1.スポンジタイヤを履かせる
下の図よりもうちょっと内側にずらすように(出っ張ってる感じで)スポンジタイヤを履かせます。
2.内側からスポンジタイヤをやすりで削る
ワークマシンでホイールを回しながら、やすりを当てて削ります。
#200~400くらいのやすりで、ホイール接地面に対して直角にあて続けます。
仕上げは#800くらいでいいと思います。私は#2000を使っています。
3.内側からスポンジタイヤを接着する
WAVE3S(瞬間接着剤)を使って、内側からスポンジタイヤを接着します。
接着するといっても、少しずつ、ケーキのスポンジにクリームを塗るときのようにやさしく丁寧にやっていくと成功しやすいです。
ここはワークマシンを使わないでください、接着剤が飛散します。
このあと接着剤表面を加工するので十分に乾かしてください。
目安は30分~1時間くらいです。
4.内側から瞬間接着剤を加工する
最初は金属ヤスリで瞬間接着剤を削ります。
細かな瞬間接着剤の出っ張りを削ぎ落とす感じでやります。
そして、#800、#2000を順々に使い、仕上げます。光沢が出てくると思います。
注意:ヤスリは強く当てすぎないこと
これで内側の加工は終了です。
5.外側から幅2.9mmになるようにスポンジタイヤをヤスリで削る
今タイヤ幅を測ってみると、4.0mmくらいあると思います。
ワークマシンを使って、デザインナイフで3.3mmくらいに切り取ります。
そして、ヤスリ#200でじっくりと2.95mmあたりまで削り、#800で2.9mm幅へ仕上げをします。
5.外側からスポンジタイヤを接着する
上記の「3.内側からスポンジタイヤを接着する」と同じように行ってください。
6.外側から瞬間接着剤を加工する
上記の「4.内側から瞬間接着剤を加工する」と同じように行ってください。
幅が3.0mmになるように調整してください。
これで外側の加工は終わりです。
次はホイールの直径を調整していきます。
7.1層目のスポンジタイヤ直径を加工する
直径27.8mmは目安です。自分の好きなようにやってください。
とりあえず、ワークマシンで回してみてブレがない程度まで、金属ヤスリをホイール接地面に並行にあてて削るといいでしょう。
仕上げに#800を使用します。
8.スポンジタイヤ表面に瞬間接着剤で被膜を作る
工程4と6と同じように被膜を作ります。
硬さがないと”ダメタイヤ”になるので、塗り残しがないように丁寧にタイヤ接地面に瞬間接着剤を塗ってください。
ここではワークマシンは使わないでください。
ここでまた瞬間接着剤を乾燥させます。
9.スポンジタイヤ表面の瞬間接着剤を加工する
やり方は工程4.6と同じです。
目安は28.0mm程度になるように調整します。
10.洗浄する
削りかすを落とすために水道水で軽く流します。
そして、乾燥させます。
今回の完成図
#2000で仕上げるとつるつるなインナーができます。
キレイなのでいつもやっています!